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Posted on 2020-04-05
【令和2年3月27日】YS-11(JA8610)輸送報告

私たちHASMが平成10年(1998年)から保存運動を続けてきた、国立科学博物館のYS-11量産1号機(JA8610)が長らく保管されていた羽田空港から、茨城県筑西市のザ・ヒロサワ・シティで保管、展示されることになり、その解体から輸送まで立ち会ってきました。
この機体は、東京オリンピックと同じ昭和39(1964)年10月23日に初飛行し、昭和40(1965)年に運輸省航空局に引き渡され、「ちよだⅡ」と命名。以後、飛行検査用として運用され、最終飛行となった平成10(1998)年12月までに2万時間を超える飛行実績を持つ、試作2機のYS‐11につぐ最古の機体のひとつであり、YS-11のなかでも特に記念碑的価値の高い機体です。(国立科学博物館プレスリリースより)
3月27日午前9時、輸送業者により左翼・胴体・右翼の順で積み込作業を行い、午後9時30分に2台に分乗させた左右主翼が順次出発。
28日午前零時から胴体の輸送を開始し、都心を縦断して約5時間ほどかけて、28日午前5時頃、ザ・ヒロサワシティーに到着。
28日午前8時から積み下ろし作業を開始し、午後2時過ぎに右翼・胴体・左翼が組み立て場所の定位置に無事積み下ろされました。
国立科学博物館および作業に携わったみなさん、お疲れさまでした!!
今後、展示に向けて組立作業が始まりますが、私たちもこれを記録していきます。

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