開催報告

Posted on 2014-10-13
筑波海軍航空隊記念館見学会

10月8日(水)に開催された「筑波海軍航空隊記念館」の見学会報告になります。

秋らしく爽やかな一日「筑波海軍航空隊記念館」(茨城県笠間市旭町654)で、中村理事長以下5名による見学会が開催されました。
ここは、映画『永遠の0(ゼロ)』のロケで一躍有名となりましたが、実際にこの地で霞ヶ浦海軍航空隊友部分遣隊が昭和9年に創設され、筑波海軍航空隊(筑波空)として昭和13年から終戦まで数多のパイロットを輩出してきました。
筑波空は、神風特別攻撃隊はじめ本土防衛部隊として活躍しますが、昭和20年10月31日をもって解隊。
その後、航空隊跡の広大な敷地と建物は開拓入植や学校、病院として使用されるなど変転を続けます。
「筑波海軍航空隊記念館」は病院だった旧司令部庁舎を平成25年に公開、昭和13年当時を残す貴重な文化的遺産となっています。
記念館は建物としての遺構だけでなく、友部分遣隊や筑波空時代からの写真、資料に加えて、個人から預託・寄贈された貴重なコレクションの数々を展示してます。
多くの筑波空関係者がすでに90歳を超えるなど、歴史証言(オーラル・ヒストリー)を集める作業も急ピッチで進んでおり、ドキュメンタリー作品として残すというプロジェクトも手がけています。
また、個人蔵であった零戦の胴体部分などがここに集約され、有志による組立てが行われていました。
スマートフォンを持っていれば、AR技術(Augmented Reality 拡張現実)を利用した零戦が目の前に現れるだけでなく、一緒に写真を撮ることもできます。
更に記念館より1㎞ほど離れた、地下戦闘指揮所跡は土日祝のみの公開にも関わらず、今日は特別に見学することができました。
本土防衛に直面した将兵が何を考え、どうしようかと必死で考えた末の様々な工夫が見て取れる素晴らしい遺構です。
この記念館は映画を出発点としてはしていますが、運営・管理はボランティアはじめ地域活性化に携わる市民の「草の根」的活動によって支えられており、行政や企業によるハンドリングとは一線を画す柔軟かつ大変チャレンジングな形態だと言え、だからこそ開館から9ヶ月余で6万人を越す観客が訪れているのだと思います。
立派な実機はなくても、写真や資料だけで観客へ充分に訴えることができる、本来はバックヤードだった復元作業を展示としてしまう、どれもこれも真に刺激的かつ示唆的な記念館です。
そして最も重要だと感じたのは、同館を運営する「茨城プロジェクト」代表・金澤大介さん、熱く茨城と筑波空を語るガイドの谷田部智章さん、小林弘之さん、谷口昭仁さんなど皆さんの「地元愛」がこうした記念館をしっかり支えている、という事実です。
スタッフ、ガイドさんらこうした多くの情熱なしに、記念館の存続はあり得なかったと思います。
ぜひ、皆さまも一度ご見学下さい!!

 

名称:筑波海軍航空隊記念館
住所:茨城県笠間市旭町654
交通:北関東自動車道・友部IC出口より直進、約7分
常盤自動車道・友部SAスマートICより県道281号線を友部駅方面へ約17分
JR常磐線・友部駅下車、タクシー約7分
友部駅南口より茨城交通「こころの医療センター行き」バス約10分
料金:記念館・大人(18歳以上)500円、子供(小学生~高校生)350円
記念館+地下戦闘指揮所・800円
開館時間:9:00~17:00

 

見学会写真

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